「絶対勝てる手法」を二度買った話 ─ FX商材48万・仮想通貨商材100万、同じ販売者だと後で気づいた(情報商材詐欺の体験談/40代男性・本人取材)
T.Oさん(43歳男性・地方都市・自営業)が、1年の間隔で2回別々の情報商材を購入し、後になって同じ販売者が回していた商材だったと気づくまでの記録。
T.Oさん(仮名・43歳男性・地方都市で飲食店を営む自営業)から届いた話。「絶対勝てる手法」をうたう情報商材を、1年の間隔をあけて二度買い、合わせて148万円を失った経緯。後になって、二つの商材が同じ販売者のものだったと気づいた。
管理人も、トレードを学ぶ過程で「これさえ知れば」という言葉は何度も見かけてきた。だから一度目はともかく、二度目まで、という話は他人事ではなかった。煽らず、事実だけを並べる。
最初は、FXの「絶対勝てる手法」だった
T.Oさんが最初に出会ったのは、FXの手法を売る情報商材。SNSの広告から、無料のオンラインセミナーに申し込んだのがきっかけだった。
セミナーでは、講師が過去の取引画面を見せながら「再現性のある手法」を説明していた。参加者の成功談も紹介された。最後に、その手法をまとめた教材が案内された。
無料セミナーから、48万円の商材へ
案内された教材の価格は48万円。決して安くはなかったが、「これで勝てるようになるなら」と、T.Oさんは購入した。分割払いも用意されていた。
届いた教材は、動画とPDFのセット。内容は、どこかで読んだことのある一般論の寄せ集めに近かった。実際に使ってみても、勝てるようにはならなかった。T.Oさんは「自分のやり方が悪いのだろう」と考え、誰にも言わなかった。
1年後、今度は仮想通貨の商材を買った
それから1年ほど経った頃、別の広告が目に入った。今度は仮想通貨で「絶対に勝てる」という手法だった。販売しているのは、前とは違う名前の会社に見えた。
無料セミナーの流れも、成功談の見せ方も、最後の高額商材への案内も、前回とよく似ていた。それでもT.Oさんは申し込んだ。「今度こそ」という気持ちが、既視感を上回った。価格は100万円だった。
「絶対勝てる手法」という言葉に、二度騙された。
同じ販売者だと、後で気づいた
二つ目の商材を使っても、やはり勝てなかった。返金の相談をしようと販売元を調べるうち、T.Oさんはあることに気づいた。一つ目のFX商材と、二つ目の仮想通貨商材。会社名は違うのに、特定商取引法に基づく表記に書かれた住所と電話番号が、同じだった。
ブランドだけを変えて、同じ販売者が別ジャンルの商材を回していた。一度買った顧客の名簿が二度目の案内に使われていた可能性も、T.Oさんは否定できないと感じている。
クーリングオフは、効かなかった
T.Oさんは返金を求めようとした。ところが、通信販売はクーリングオフの対象外だった。ネット経由で申し込み、ネットで決済した商材は、店頭の訪問販売などとは扱いが違っていた。
結局、48万円と100万円、合わせて148万円は戻っていない。T.Oさんは消費生活センター(消費者ホットライン188)にも相談したが、契約上の不備を立証するのは難しいと説明を受けたという。
「絶対に勝てる、という言葉を二度信じた自分が、いちばん悔しい」。T.Oさんはそう話していた。
T.Oさんの体験から、整理できること
編集者注:以下はT.Oさん個人の体験から得られた視点の整理であり、当サイトからの投資助言・売買推奨ではありません。投資判断は読者ご自身の責任において行ってください。
- 「無料セミナー → 高額商材」は典型的な販売パターン。
- 情報商材の販売者は、ブランドを変えて複数の商材を回している場合がある。
- 通信販売はクーリングオフの対象外。