神奈川の40代女性看護師、マッチングアプリで知り合った『医師』に460万円送金
神奈川県横浜市の40代女性看護師Hさん(仮名)が、マッチングアプリで知り合った『海外勤務の日本人医師』を名乗る男性に460万円を送金。国際ロマンス詐欺の被害。
Hさん(仮名・42歳女性・横浜市の看護師、離婚を経たシングルマザー)から届いた話。マッチングアプリで知り合った「海外勤務の医師」に、半年かけて460万円を送ってしまった。看護という人の役に立つ仕事をしている人が、人を助けたいという気持ちを逆手に取られた話でもある。
マッチングアプリで出会った「医師」
2023年の年末、Hさんは離婚後の出会いを求めてマッチングアプリに登録します。やり取りが始まったのは、30代の日本人男性。プロフィールには「WHO勤務、現在はアフリカに駐在している医師」とあった。
会話は丁寧で、忙しい合間に連絡をくれる誠実さがあった。やがてLINEに移り、毎日のように言葉を交わす関係に変わっていく。会えないぶん、文字でのやり取りは濃くなった。相手の境遇に同情と尊敬を抱くまで、そう時間はかからなかったという。
最初の「立替」は50万円
出会ってから2か月ほど。相手から、初めてお金の話が出ます。「現地で急患が出た。治療用の医療機器を購入したいが、送金に時間がかかる。一時的に立て替えてほしい」。看護師のHさんにとって、医療現場の緊急という言葉は、断りにくい響きを持っていた。
Hさんは50万円を送金します。「来週には返す」と言われていた。けれど返金の話は流れ、代わりに次の名目が届く。「税関で止まった」「通すために賄賂が必要」「医薬品の代金が足りない」。理由は途切れることなく続いた。
半年で460万円
送金は段階的に積み上がり、半年で460万円に達した。原資は、子どもの教育費として積み立てていたお金と、離婚のときに受け取った慰謝料の貯金。本来、自分と子どもの未来のために取っておいたお金だった。
一度送ってしまうと、止めるのが難しくなる。ここまで出したのだから、あと少しで返ってくるはず。そう思わせる構造そのものが、相手の狙いだった。
写真の逆引きで、すべてが崩れた
ある日、ふとした違和感からHさんは相手のプロフィール写真をGoogleの画像検索にかけてみる。出てきたのは、まったく別人の、実在する海外の医師のSNS写真だった。顔も、肩書きも、借り物。連絡はその後ぷつりと途絶えた。
残ったのは、460万円の穴と、信じた半年間。Hさんは「お金より、あの時間が本物だと思っていたことがつらい」と話していた。
この失敗の構造
相手の顔写真は、画像検索で逆引きできる。出どころが別人なら、その時点でプロフィールは崩れる。最初に試しておけば、入口で止まった可能性は高い。
「海外駐在」で会えない、「緊急の送金」を急かす。この二つが揃ったら、ロマンス詐欺の典型として距離を取る。とくに離婚や死別を経たひとり親は、孤独と経済的な不安の両方を抱えやすく、狙われやすい立場にある。Hさんの460万円は、優しさと寂しさが同時に突かれた結果だった。
Hさんの体験から、整理できること
編集者注:以下はHさん個人の体験から整理した視点で、当サイトからの投資助言・売買推奨ではない。投資判断は読者本人の責任で。
心理と反省ポイント
- 「お前にだけ」「内部情報」「上場前」「税金が必要」は、典型的な詐欺フレーズ。
- 送金先が個人口座 or 海外口座なら、ほぼ確実に詐欺。即時被害届の準備に動く。
- 出金時に追加費用や保証金を要求されたら、その時点で「払うほど深みにハマる」フェーズ。
もう一度選び直すなら
失敗した道具・口座・サービスを今からどう選び直すか。
比較記事で軸を整理してから動くと、同じ罠を踏みにくい。
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